O.A List 2017


2017/4/28 21:30 - 22:00 (FM Osaki), 19:00 -19:30 (radio ishinomaki), 2017/4/8 22:30 - 23:00 (Radio 3)

Dirty Dozen Brass Bandの特集:”The New Orleans Album”(selected by yuuji)

ニューオリンズのブラスバンドDIRTY DOZEN BRASS BANDのアルバム”The New Orleans Album”の特集。

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.




2017/4/21 21:30 - 22:00 (FM Osaki, Radio 3), 19:00 -19:30 (radio ishinomaki)

Daniel Lanois - produced works (selected by Nerve)

アーティストの個性・音楽性を生かしつつ、独特の陰影と仄明るさが同居する音世界を構築する、Daniel Lanoisのプロデュース作品を特集。

 

番組内でのナビゲーターのコメント

Daniel Lanoisは、現代最高のプロデューサーのひとりと言えます。

ラノワの作り出すサウンドには、独特の陰影と仄明るさが同居しており、器楽演奏で参加している作品も多いです。ラノワのプロデュース作がワールドワイドな成功のきっかけとなったアーティストも少なくありません。

 

1984年にBrian Enoと共同プロデュースしたU2の"Unforgattable Fire(焔)"が、ラノワのプロデューサーとしての出世作と言えるでしょう。その他、同じくU2の"Joshua Tree"(87)や"Actung Baby"(91)、Peter Gabrialの"So"(86)、Robbie Robertsonの初ソロ・アルバム(87)、Neville Brothers "Yellow Moon"(89)、Bob Dylan "Oh Mercy"(89)、Emmylou Harris "Wrecking Ball"(95)、Marianne Faithfull "Vagabond Ways"(1999)など、かなりの数の作品を手がけていますが、どのアルバムでも、アーティストの個性、音楽性を生かしながら、ラノワにしか作り得ない音世界を作り上げています。

最初はプロデューサーを知らずに聴いていたアルバムも多いんですが、僕が好きなアーティストを多くプロデュースしていて、サウンドも独特なので、ある時期からラノワの音を意識するようになりました。

 

ラノワのプロデュースで、聴いていない作品もまだまだありますが、近年では、Neil Youngの"Le Noise"(2010)が、特に傑出した作品だと思います。

 

本日は、Daniel Lanoisのプロデュース作品からのセレクションをお送りします。

 

setlist

1. Indian Summer Sky / U2

2. All My Tears / Emmylou Harris

3. Yellow Moon / The Neville Brothers

4. Electra / Marianne Faithfull

5. Someone's Gonna Rescue You / Neil Young

6. Home Motel / Willie Nelson

 

 

The photograph copyright belongs to the copyright holder(s).

listen



2017/4/14  21:30 - 22:00 (FM Osaki、Radio 3), 19:00 -19:30 (Radio Ishinomaki)

Tell me & 特集 : Coupie "Trajno Fenestro" (selected by Nerve)

Side-AではNerveによるセレクト音源を、Side-Bでは、アコースティック・アンビエント・ユニット、Coupieの8年ぶりとなる新作"Trajno Fenestro〜車窓"を特集。

 

Coupie "Trajno Fenestro~車窓"(涼音堂ウェブサイト)
http://www.ryoondo-tea.jp/discography/des046_trajnofenestro.html

 

setlist

( Side A )

1. Avril 14th / Alarm Will Sound

2. Tally Rand / Donny Hathaway

3. Myth / Pharaoh Sanders

4. Petite retraite de Russie / Antoine Loyer

5. Intensify / Oval

6. What Do You Think Will Happen Now / Owen Pallett

7. I Wanna Be Where You Are / Marvin Gaye

 

( Side B )

1. Trajno Fenestro ~ 車窓 / Coupie

 

The cover art copyright belongs to the label and the graphic artist.

listen



2017/4/7 21:30 - 22:00 (FM Osaki), 19:00 -19:30 (radio ishinomaki), 2017/4/8 22:30 - 23:00 (Radio 3)

Adrian Younge presents Something About April II (selected by Nerve)

Adrian Youngeの2016年のアルバム"Something About April II"を特集。2011年の"Something About April"同様、架空の映画のサウンドトラックとして制作された本作は、ダークで甘い楽曲と、70年代ソウル、プログレッシヴ・ロック、ヒップホップのハイブリッドのようなサウンドが印象的で、強いイメージ喚起力を持つ。Bilal、Loren Oden、Lætitia Sadier [Streolab]らがゲスト・ヴォーカリストとして参加。

 
番組内でのナビゲーターのコメント

「Adrian Youngeは、1998年にヒップホップのプロデューサーとしてデビュー、その頃は、ヒップホップの定番機材、MPC2000を使って音楽制作を行っていましたが、徐々にサンプリング元のような音楽、サンプリングされるような音楽を作りたいと思うようになり、独学で様々な楽器、作曲、アレンジ、アナログ機材での録音方法を習得し、2009年に映画「Black Dynamite」のサウンド・トラックでソロ名義でのデビューを果たします。

その後も、ソロ名義で、自身のバンド"Venice Dawn"を率いて、また、The DelfonicsGhostface KillahBiralらとのコラボレーション作品をリリース、Adrianの音楽は、実際に、CommonDJ Premierなど、ヒップホップの大物アーティストにサンプリングされるようになります。

 

196874年までを音楽の黄金期と考えるAdrian Youngeは、その頃使われていた楽器と機材で音楽を制作しています。この時代は、ニュー・ソウル、フィリーソウル、Sly & The Family StoneParliamentなど、ヒップホップのサンプリング定番となっている作品がリリースされていた時期です。そうした手法で音楽を制作するAdrian Youngeをノスタルジックと見ることも可能ですが、Stevie WonderCurtis Mayfieldがその時代に於いて新しい存在であったように、Adrianの作品も間違いなく現代の音で、そして、タイムレスだと感じます。それは、いずれ、時間が証明してくれるのでしょう。

 

映画音楽』も、Adrian Youngeの音楽を語る上で不可欠なキーワードです。デビュー作は、ブラック・ムーヴィーのサウンドトラックでしたし、Ghostface Killahとの"Twelve Reasons to Die"も聴く映画とでもいうべき内容でした。

本日紹介する"Something About April II"は、2011年の"Something About April"の続編となる架空の映画のサウンド・トラックで、BilalRaphael Saadiq StereolabLætitia SadierLoren Odenなどのゲスト・ヴォーカリストが参加しています。アートワークや歌詞から、エロティックで、シリアスなシーンもある恋愛映画だと思っているんですが、どうでしょうか。 」

 

setlist

1. Sitting by the Radio (feat. Loren Oden)

2. Sandrine (feat. Loren Oden)

3. Memories of War (feat. Lætitia Sadier [Stereolab])

4. Step Beyond (feat. Lætitia Sadier [Stereolab] & Bilal) 

5. Magic Music (feat. Raphael Saadiq)

6. La Ballade (feat. Lætitia Sadier [Stereolab] & Bilal)

7. Winter is Here (feat. Karolina)

8. Ready to Love (feat. Loren Oden & Lætitia Sadier [Stereolab])

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/3/31 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Melody Gardot特集 (selected by yuuji)

ジャズの枠にとどまらないジャンルレスなシンガー・ソングライターMelody Gardotのアルバム"My One and Only Thrill"の特集をお送りします。

 

 番組内でのナビゲーターのコメント

「『Melody Gardot』はフィラデルフィア出身のシンガー・ソングライター。ジャズに基盤を置きながらも、ジャズ・ボーカルの枠にとどまらない、フレキシブルな音楽性が魅力です。16歳の頃から、ピアノ・バーでバイトとしてプレイし始めますが、19歳のときに交通事故に遭遇。背骨を含む数箇所の複雑骨折、神経、頭部を怪我をするなどの重傷を負い、生命の危機に曝されながら一年間寝たきりの生活を余儀なくされます。リハビリとして始めた音楽セラピーによって曲を書き始め、ベッド脇のポータブル・マルチトラックでレコーディングしたことが、ミュージシャンになるきっかけとなります。この時、録音した作品は『SOME LESSONS: The Bedroom Sessions』として2005年に発表されています。その後、フィラデルフィアを中心にフェスやライヴにも出演、静かな中に熱いハートの感じられる彼女の音楽はたちまち話題となりました。今回紹介するアルバム"My One and Only Thrill”は2009年の作品。柔らかく心に染み入るストリングス・アレンジとMelody Gardotの心に奥に響く歌声が魅力のこのアルバムは、僕のお気に入りの一枚です。

 

setlist

1.Baby I'm a Fool

2.Who Will Comfort Me

3.My One and Only Thrill

4.Over the Rainbow

5 Pretend I Don't Exist

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/3/24 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Botanica1 (selected by Nerve)

グラフィック・デザイナー、タイポグラファー、レーベル主宰者であるLa Mano Friaのレーベル、Botanica1 (Sud Swapのサブ・レーベル)を特集します。

 

番組内でのナビゲーターのコメント

「2月に、La Mano Fria主宰のマイアミのVaporwaveレーベル"Sud Swap"の特集を放送したんですが、この回が、そのSud Swapからリリースされるという思いがけない展開があって、驚きました。BandcampのSud Swapのページから、無料ダウンロードできますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

その後も、Sud Swapやサブ・レーベルのSeikomart、Botanica 1の情報をフォローしてるんですが、とにかくリリースのペースが速いです。SNSにこまめに情報や写真を載せているんですけど、カセットやCD-Rのジャケット制作中の写真が載っていたり、そこにカッターと定規が写ってたりして、DIYスピリットを感じます。

 

本日は、Sud Swapのサブレーベル、Botanica 1を特集します。Sud Swap同様に、Botanica 1も音楽性の幅が広く、La Mano Friaに両レーベルの違いを質問したところ、非常にディープな返答がありました。

 

La Mano Friaらがリリースしているのは、デザインやパッケージなど"視覚的"なものを重視した実験的な電子音楽で、1999年にスタートしたレーベル、Beta Bodagaからそれは変わっていない。

そのメール中に何度か出て来た、コンセプトが第一で、音楽はその次に来るもの、という考え方が面白いと思いました。

 

2014年に開催した、DIYカルチャー、ビールやグッズの手作り、意見の交換や対話など(=人がソーシャルメディアで模倣しようとしてる物事。実際には、未だにサイバーワールドの中で迷子になっている)をコンセプトにしたイベントから得た収益で始めたレーベルがSud Swapなんだそうです。

Vaporwaveは、ジャンルではなく、デザインによるコンセプチュアルなアナーキストの表現で、ウェブや音楽はそれを補足するものなので、どんな音楽スタイルでもありうる。VaporwaveをSud Swapのコンセプトとしたのは、それがどんな音楽も内包しうる傘のようなものだからで、Sud Swapもまた、いろいろな新しいプロジェクトをサポートすることの出来る"開いた傘"であり、音楽的にもオープンな姿勢を持っているとのことです。これは作品を聴いても分かりますね。

 

ボタニカ』というのは、ラテンアメリカ/NY、マイアミなどで、薬草や宗教的な道具を扱っているストアで、スピリチュアルな答えを求めて人々が行く場所らしいです。

(Beta Bodegaや Botanica del Jibaroもこのコンセプトを基にしながら、IDMや社会的/政治的ムーヴメントを通した異なるアプローチを取っていた。)

レーベル、Botanica 1は、いわば"実験的なボタニカ"であり、財政的ガイダンス、関係性、精神性、シャーマン、感情、占い、呪い、魔法薬、食べ物、調理、サンテリア、ヴードゥー、キリスト、ムハマド、仏陀、UFO、イルミナティ、フリーメイソン、古いヒップホップカルチャー、グラフィティ、パンクロックなど、カルチャー、基本的には、NYやマイアミで育った中で彼らの周りにあったもの全てがテーマであり、その店、ボタニカに合うものなら、どんな音楽でも使う、とのことです。

ここが重要なメッセージだと思いますが、

『我々は、ボタニカ、実験音楽、ウェブ、ヴィジュアル・デザインを、新しいコラージュやペインティングを作るための色や要素として用いている。これはアートであり、人間の生活だ。最終的なコンセプトは、DIYカルチャーを生きることを人々に思いださせること。自分でやって、自分で作れ。人間でいろ、それを失うな。』」

 

setlist

1. secret romance / moisturizing cream

2. REGRET / La Santisima 死

3. NIGHT無限ループ / ループ

4. Outer Rim / Utopius

5. night visions / TIMS

 

Botanica1 [Bandcamp] https://botanica1.bandcamp.com

 

The logo design copyright belongs to Botanica1 / La Mano Fria.

listen



2017/3/17 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

CHICKENSHACK "Loving Power II" (selected by Yuuji)

ソウルフルなサウンドのフュージョンユニットCHICKENSHACKのアルバム"Loving Power II"の特集をお送りします。

 
番組内でのナビゲーターのコメント

「チキンシャックはサックス奏者の土岐英史、ギター奏者の山岸潤史、キーボード奏者の続木徹を中心に’85年に結成されました。’86年にファーストアルバム"CHICKENSHACK I"をリリースしています。その後9枚のアルバムをリリース。2015年には23年ぶりに10枚目のアルバムをリリースし活動を再開しています。同年行われたBlueNoteTokyoでのライブを僕も聴きに行かせていただきました。

 

今回お届けするアルバム"Loving powerII”は’70年代のソウル・ミュージックを中心に取りあげたカヴァーアルバム“Loving Powerシリーズ”の2作目。’90年にリリースされました。

 

このアルバムでは、当時、チャカ・カーンやボビー・ウーマックのツアーメンバーとして活動していたドラマー、沼澤尚が全曲参加しており、ドラムの心地いいグルーヴも聴きどころの一つです。」

 

setlist

1. Stop On By

2. Distant Lover 

3. Love Land


4. Tell It Like It Is

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/3/10 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Daniel Lanois : solo works (selected by Nerve)

ダウン・トゥ・アースを包み込む光。それは現実と地続きの希望か。ミュージシャン/プロデューサーとして活躍する音のマジシャン、ダニエル・ラノワのソロ・アルバムを特集します。

 

setlist

1. Low Sudden

2. Falling at Your Feet

3. The Maker

4. The Unbreakable Chain

5. Sleeping in the Devil's Bed

6. Ice

7. Desert Rose

 

The cover art copyrights are believed to belong to the labels and the graphic artists.



2017/3/3 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Curtis Mayfield vol.1 (selected by Nerve)

Bob Marley、Jimi Hendrix、Paul Wellerなど、多くのアーティストに影響を与え、ヒップホップのサンプリング・ソースとしても定番。幅広い世代からのリスペクトを集める70年代ニュー・ソウルの代表的ミュージシャンの1人、Curtis Mayfieldの特集vol.1をお送りします。

 

setlist

1. Pusherman

2. Check Out Your MInd [Live]

3. Move On Up

4. So In Love (Single edit)

5. We Got To Have Peace (Single edit)

6. Superfly

 

The cover art copyrights are believed to belong to the labels and the graphic artists.



2017/2/24 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Laurindo Almeida Quartet with Bud Shank (selected by Yuuji)

ウエスト・コースト・ジャズのアルト奏者、バド・シャンクとブラジル出身のギタリスト、ローリンド・アルメイダのアルバム"Holiday in Brazil"を特集します。

 

バド・シャンクはアメリカのアルトサックス奏者。ローリンド・アルメイダは、ブラジルのギタリストです。ともに、スタン・ケントン楽団への参加から、1970年代のウェスト・コースト・ジャズ・ユニット「LA4」での活躍が知られています。

 

アルメイダのギターは、いわゆるボサノバ系ギターではなく、ラテン・ギターという広い範疇で、バリエーションのある響きを聴かせてくれます。

 

今回お届けするアルバム『Holiday in Brazil』は1958年3月にハリウッドでレコーディングされました。まだボサノヴァが世界に広まる前の録音ですが、すでにボサノバに通じるアプローチを聴くことができるという意味でも興味深いアルバムです。

 

ボサノバ・ジャズ一色のアルバムとはちょっと異なる、このアルバム独特の雰囲気を楽しんでいただければと思います。

 

setlist

1. Simpatico

2. Nocturno

3. Little Girl Blue

4.Choro In "A"

5. Mood Antigua

6. Lonely

7. Carioca Hills

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/2/17 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Sud Swap "Bottle Share 1" (selected by Nerve)

グラフィック・デザイナー、タイポグラファーであり、また、Beta Bodega、Botanica del Jibaroといった伝説的レーベルを主宰して来たLa Mano Friaによる新しいVaporwaveレーベル、Sud Swapのコンピレーション・アルバム"Bottle Share 1"を特集します。

 

La Mano Friaは、現在マイアミ在住のグラフィック・デザイナー、タイポグラファー、レーベル・オーナーで、これまで数多くのレコードやCDのデザインを手がけ、また、Beta Bodega(ベータ・ボデガ)、Botanica del Jibaro(ボタニカ・デル・ヒバロ)といったレーベルを運営し、政治的なメッセージ性を持った作品を発信して来ました。

そのLa Mano Friaが、2015年にスタートした新しいレーベルが、Sud Swapなんですが、意外なことに、Vaporwaveのレーベルなんですね。Vaporwaveは、2010年代初頭に一人の女性アーティストが、大量の自作曲を、複数の名義でインターネット上で発表し、あたかもそういうシーンがあるかのように世間に思わせたことで広まったんですが、そういう点で、メディアアートのひとつとも言えるかもしれません。ネットから拾った動画の音声や、極端にBPMを落とした音楽サンプルの使用、支離滅裂な日本語を用いた曲名やアーティスト名、チープなアートワークが特徴です。実は、この番組のSide AのサウンドステッカーもVaporwaveを意識して作りました。

Sud Swapのアーティストたちは、ある程度、そういったスタイルを踏襲しつつも、現代的にアップデートされたVaporwaveを作っています。La Mano Friaは、強すぎる主張を盛り込むのは今の時代に合わないと考えているようで、多様な立場や価値観が溢れ、混沌としている時代へのスタンスの取り方として、非常に共感できるところです。

2016年にリリースされたSud Swapのレーベル・コンピレーションが"Bottle Share 1"です。本日は、そこからのセレクションをお送りします。

 

setlist

1. lucid dreaming / ミスターハンセン病患者

2. Seikomart国歌 / s a k i 夢

3. welcome (ミスターハンセン病患者 remix) / Golden Prism Technologies

4. LINES ARE BUSY ((dead air)) / U-HALL法人営業

5. BREAK SH#T / Wizard in Danger (Windows 98の & KYLIE DAMNYOU)

6. ESC Window / オヒョウIND

 

Sud Swap Audio Brewing [Bandcamp] https://sudswapaudiobrewing.bandcamp.com/

Sud Swap Audio Brewing [Facebook] https://www.facebook.com/sudswapaudiobrewing/

 

The cover art copyright is believed to belong to Sud Swap and the graphic artist.

listen



2017/2/10 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Ornette Coleman vol.1 (selected by Nerve)

音楽をそれまでの決まり事から解放し、新たな表現の道を切り開いた革命的アーティスト、Ornette Colemanの特集をお送りします。

 

Ornette Colemanは、フリー・ジャズを創始した音楽家です。フリー・ジャズというと、でたらめなことをやっているとか、難解といったイメージがあると思います。そう聞こえる演奏も沢山ありますが、フリー・ジャズの根本にあるものは、ジャズの枠にとらわれない自由な発想での創造だと思います。なので、ロック解体派に通じるようなラジカルさを持っていることも確かなんですが、今日は、フリー・ジャズの面白さを知って頂くべく、Ornetteの比較的取っ付きやすい曲を集めてみました。

 

僕は、Ornetteは、アクション・ペインティングのような作品を音で作ったアーティストだと思っていて、本人もそういう意識があったように思います。アルバム"Free Jazz"のカヴァーにはジャクソン・ポロックの作品が使われていますし、"The Empty Foxholes"のカヴァーの自作の絵も、そのことを暗示しているように思います。

ファースト・アルバムから全曲自作、セカンド・アルバムでは、その後の基本スタイルとなる、ピアノを排した編成を導入、1959年のサード・アルバム"The Shape of Jazz to Come (ジャズ来るべきもの)"で、早くも独自の作風を確立し、センセーションを巻き起こします。その後も、エレクトリック・サウンドを導入したり、オーケストラ作品を発表したりしていますが、そのどれもがOrnetteの作品になっているのは、作曲家としての作風が確立しているからだと思います。

 

setlist

1. What Reason Could I Give / Ornette Coleman

2. Rubber Gloves / Ornette Coleman

3. Lonely Woman / Ornette Coleman

4. Police People / Pat Metheny & Ornette Coleman

5. Street Woman / Ornette Coleman

6. Virgin Beauty / Ornette Coleman & The Prime Time

 

The copyright of the photograph belongs to the copyright holder(s).



2017/2/3 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

Tinariwen 2001-2015 (selected by Nerve)

サハラ砂漠から世界へと吹き渡るレベル・ミュージック。トゥアレグ人のバンド、Tinariwen(ティナリウェン)のこれまでの音源を特集します。

 

setlist

1. Tessalit

2. Oualahila Ar Tesninam

3. Cler Achel

4. Kel Tamashek

5. Aden Osamnat

6. Emajer

7. Tiwayyen

 

The cover art copyrights are believed to belong to the labels and the graphic artists.



2017/1/27 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

特集:DOS ORIENTALES "Tercer Viaje" (selected by Yuuji)

DOS ORIENTALES の3枚目のアルバム、"Tercer Viaje"の特集をお送りします。

 

setlist

1.Valseados

2.Para Nico Mora

3.Matuto

4.Barrio Latino


5.De Mi Pueblo

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/1/20 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

特集:Arto Lindsay "Cuidado Madame" (selected by Nerve)

サArto Lindsayの13年ぶりのアルバム、"Cuidado Madame"の特集をお送りします。

 

1977年にノイジーなパンク・バンド、DNAを結成、Brian Enoプロデュースのコンピレーション"No New York"に収録され、いわゆる「No Wave」の代表的なバンドのひとつとして知られることになります。この頃から、チューニングをしないギターを演奏。ときにはノイジーに、ときにはパーカッシヴに鳴らされるそのギターは、現代に至るまでArto Lidnsayのトレードマークとなっています。

John Lurie率いるジャズ・バンド、Lounge Lizardsへの参加・脱退を経て、81年に、Peter SchererとAmbitious Loversを結成。ポップでダンサブルでアヴァンギャルドな作品群はヒットを記録します。この頃から、3~17歳まで過ごしたブラジルの音楽の要素が表れ始めます。3枚のアルバム発表後、Ambitious Loversは解散(ただし、その後もPeter Schererとの共作を発表している)。

80年代後半から、Caetano Veloso、Gal Costaらのプロデュースをするようになり、高い評価を得ます。

90年代半ばから、ソロ活動を開始。ブラジル音楽のサウダージ感とアヴァンギャルドでモダンなサウンドが融合した他に例を見ない刺激的で味わい深い音楽を作り出しています。2004年の"Salt"以降、アルバムの発表がありませんでしたが、ついに今月リリースされました。楽曲の出来も素晴しく、また、ポップさと実験性のバランスが絶妙で、個人的には、Arto Lindsayの最高傑作だと思います。

それでは、Arto Lindsay、13年ぶりのアルバム"Cuidado Madame"からのセレクトをお聴き下さい。

 

setlist

1. Aao Quemiar Ou Botando Pra Dancar

2. Each To Each

3. Ilha Dos Prazeres

4. Grain By Grain

5. Unpair

6. Uncrossed

7. Pele De Perto

 

from Arto Lindsay "Cuidado Madame"

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/1/13 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

特集:Hassan Hakmoun "Unity" (selected by Nerve)

グナワのネクスト・レベル!Hassan Hakmounの2014年のアルバム"Unity"を特集します。

  

setlist

1. Balili (My Father)

2. Dima Dima (Always)

3. Moulay Ahmed (Saint Ahmed)

4. Amarmoussaoi (People Of God)

 

from Hassan Hakmoun "Unity"

 

The cover art copyright is believed to belong to the label and the graphic artist.



2017/1/6 21:30 - 22:00 (Radio 3, FM Osaki), 18:30-19:00 (radio ishinomaki)

特集:Side A & B (selected by Nerve)

お気に入りの曲を集めたカセットテープをイメージした企画、"Side A&B"をお送りします。

  

setlist

(Side A)

1. Africa Boogie / Manu Dibango

2. Mighty Mighty / Baby Huey

3. A Handful of Fives / Rahsaan Roland Kirk 

4. Let There Be Drums / Incredible Bongo Band

 

(Side B)

1. Door of the Cosmos / Sun Ra And His Arkestra